ピンク色に一面が染まるセネガルのレトバ湖、別名ラック・ローズ。
バラ色、ストロベリー色、ピンク色、イチゴミルク、その湖を表現する色が定まらい、鮮やかな色彩を放つ、セネガル共和国ダカール州にあるレトバ湖。別名は「ラック・ローズ(バラ色の湖)」と言われます。
この湖には海水の10倍ほどの塩分が含まれており、とても飲めないどころか乾季にもなると40%になります。その塩分を好む藻類(ドナリエラ・サリナ)が光合成の際に作る色素(カロテノイド)によって、湖が赤く染まります。
出典:15 Photos of Surreal Places on Earth Formed by Nature - Wow Amazing
空撮など上からみるとピンクですが、近くで見るとバラ色の方が近いのではと思います。この赤い成分「カロテノイド」は、抗酸化力が強いとされ、アンチエイジングの化粧品に多用されています。
出典:https://piximus.net/others/lake-retba-senegals-pink-lake
出典:http://4hdwallpapers.com/lake-retba.html
魚は住んでいませんが、地元の住人は、湖底に堆積した塩を抽出して、出荷しています。そのため、湖の周りには、高く塩が山積しています。かつて、パリ・ダカールラリーの終着点として有名で、湖畔の周りを4WDで走るツアーが人気です。なお、セネガルの世界遺産は7つありますが、ここレトバ湖は世界遺産ではありません。
場所
パリ・ダカールで有名なセネガルの首都「ダカール」からは、東に10Kmぐらい。
アフリカ大陸最西端、セネガル領内の岬であるヴェルデ岬からは、直線距離で東に32Kmほどの距離にレトバ湖はあります。
アクセス(行き方)
日本からダカールまでの直行便はありませんので、ドバイやイスタンブール、パリ、ドーハを経由して、約25時間でダカールへ向かうのが一般的です。ダカールからレトバ湖(ラック・ローズ)までの直通バスはありませんので、初めての方は現地のオプショナルツアーで行くのが良いでしょう。車ですと、東へ約45Km進むと到着します。
ツアー
ピンクの湖をみる良い季節は、4月~5月。6月から10月までは雨季となります。セネガルへのツアーは少ないですが、おおよそ30万程度からあります。
格安チケットでは、10万程度から。
参考サイト
- 大学生MAKIKOさんの旅行記。実際に浮くことがよくわかりますね。
TV
たまにテレビで放送されますが、ラック・ローズ特集はありません。様々な番組でも紹介はするものの、アーカイブとして残されているのはほとんどありません。
- 2016年7月2日 第1400回 踊るセネガルは おもてなしの国 バックナンバー|TBSテレビ:日立 世界ふしぎ発見!