世界なんでも絶景メモ - anything memo of superb view of the world.

世界の自然や人工物も含めた絶景をメモとしてまとめています。

ヒマラヤ山脈の最高峰。地球を見下ろす大絶景、エベレスト。

はるか5000万年前にユーラシア大陸とインド亜大陸が衝突してできた「世界の屋根」と言われているヒマラヤ山脈、その最高峰がエベレストです。

エベレストは、ネパールと中国・チベット自治区にまたがっており、一般的にはエベレストですが、中国側からの呼称・チベット語ではチョモランマ(大地の母神)、そしてネパール語ではサガルマータと呼びます。ちなみにエベレストという名前は、インド測量局で長官を務めたジョージ・エベレストにちなんで命名されたものです。

Everest

衛星写真を見ますと、ヒマラヤ山脈が南と北を分ける「世界の屋根」であることがはっきりわかります。

エベレスト自体は世界遺産ではありませんが、エベレストの南麓に位置するネパールのサガルマータ国立公園は、1979年に自然遺産として世界遺産に登録されています。

標高

ネパールと中国では、それぞれが独自に測量を行っているため表記が異なります。ネパール政府発表では8848m、中国政府発表では8844.3mです。しかし、アメリカの民間団体がGPSを用いて測量した数字は8850mです。そもそも、頂上は厚い氷河や雪で覆われているため、実際の標高はわかりません。測定する前提や条件によって異なります。

入山料

ABCニュースサイトより「Tourism ministry official Tilakram Pandey said each climber will be charged $12,000 from next year to end the practice」。つまり来年(2015年)からは、ネパール側からは、一人12,000ドル(2016年8月26日現在およそ120万)に変更するとのこと。エベレストのベースキャンプ(約標高5300m)より上に行く場合のみですので、観光ではなく山頂まで登山する場合となります。なお、チベット側では7,000ドルとなります。

www.abc.net.au

登頂者

日本人の登頂者数は、2016年現在168人(複数登頂している人がいますので、のべ人数は213人です)。なお最近では、南谷 真鈴さんが19歳として日本人の最年少登頂を達成したことは記憶に新しいです。

場所

アクセス(行き方)

日本からエベレストまでの直行便はありませんので、バンコク、香港、クアラルンプール、シンガポールなど、

アジアの主要都市を経由して、ネパールの首都カトマンズへ向かうのが一般的です。おおよそ14時間ほどかかります。

ツアー

10日間でハイキングするツアーが30万程度からあります。本格登山ではなく観光であれば、ゆっくり楽しめそうです。エベレストの他、世界第4位のローツェ、ヌプツェや「母の首飾り」と形容されるアマダブラムなども見れます。

参考サイト

TV 

TVで登山といえば、世界の果てまでイッテQ!での芸人イモトアヤコさんによるエベレスト登頂。かなり危険なようです。

動画

絶景を思う存分堪能するといえば、ドローン。この動画も素晴らしいです。

 

標高2000mを超えるコバルトブルーの透明な湖、九寨溝。

中国にある九寨溝は、この世のものとは思えないコバルトブルーやエメラルドグリーンの輝きを放つ、湖や滝でできている渓谷です。水の透明度が非常に高いのは、この九寨溝一体の石灰岩層が水をろ過しているためです。その石灰岩や藻が太陽の光に反射して、その湖面を鮮やかに彩って、この絶景を作り出しています。原生林の生い茂る峡谷には、大小100以上の湖沼や瀑布が点在しており、その美しさ全体を一枚の写真に収めるのは難しそうです。

五花海

九寨溝-五花海

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1970年代に森林伐採の労働者によって発見されるまで誰も知らない秘境でした。つい最近において未開の土地が発見される、中国の大きさを感じます。この九寨溝は、中国の四川省北部のアバ・チベット族チャン族自治州九寨溝県にある自然保護区にあり、世界遺産としては自然遺産「九寨溝の渓谷の景観と歴史地域」として、1992年に登録されました。

場所

中国は大きすぎるので、まずはこの辺り縮尺から。グーグルマップで、四川省の北部にある九寨溝を探します。成都からは、北へ約450km、海抜3,000mの渓谷にあります。

九寨溝の中にも盆景灘(ぼんけいたん)という有名な場所があります。盆景灘とは、盆栽を様々に撒き散らしたような光景からその名が付いたとされています。

盆景灘(ぼんけいたん)

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アクセス(行き方)

日本から四川省の成都までは直行便でおよそ6時間。国内便を乗り継ぎ、四川九寨黄龍空港まで。空港からは、エアポートバスが出ており、約2時間程度で九寨溝入口まで到着します。また、黄龍ロープウェイに乗れば、他の世界遺産である黄龍エリアにも行くことができます。

ツアー

参考サイト

TV

この「中国世界遺産ものがたり」シリーズ、見てみたい!

  • 2015年4月19日 中国世界遺産ものがたり【九寨溝7 女神の伝説が残る青き池】 | テレビ東京】 長海のすぐ北に、世にも美しい池がある。エメラルドのような輝きを放つ「五彩池(ごさいち)」だ。季節や時間帯によって色を変化させるため、その名がついたという。この池の水面を鏡代わりとして化粧をしていた女神サーモー。ところが口紅を水の中に落としてしまう。すると池が波打ち、水面が様々な色に変わり始めたという。(上記Webサイトより引用)
  • 2015年4月26日 中国世界遺産ものがたり【九寨溝8 九寨溝の植物群】 | テレビ東京 険しい渓谷によって隔絶されている九寨溝は、希少植物の宝庫である。その数は3000種類にも及ぶ。東西2つの流れが交わった先に、珍しい光景が広がっている。渓流の中に樹木が生い茂る「樹正群海(じゅせいぐんかい)」。棚田状になっている地形は大小19の池や湖からなる。樹齢100年を超える樹木は深く根をはり、水中でも成長することが出来るという。(上記Webサイトより引用)

ドローン動画

九寨溝の絶景さがよくわかるドローンの空撮動画です。

ピンク色に一面が染まるセネガルのレトバ湖、別名ラック・ローズ。

バラ色、ストロベリー色、ピンク色、イチゴミルク、その湖を表現する色が定まらい、鮮やかな色彩を放つ、セネガル共和国ダカール州にあるレトバ湖。別名は「ラック・ローズ(バラ色の湖)」と言われます。

この湖には海水の10倍ほどの塩分が含まれており、とても飲めないどころか乾季にもなると40%になります。その塩分を好む藻類(ドナリエラ・サリナ)が光合成の際に作る色素(カロテノイド)によって、湖が赤く染まります。

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出典:15 Photos of Surreal Places on Earth Formed by Nature - Wow Amazing

空撮など上からみるとピンクですが、近くで見るとバラ色の方が近いのではと思います。この赤い成分「カロテノイド」は、抗酸化力が強いとされ、アンチエイジングの化粧品に多用されています。

f:id:nenyou:20160821205041j:plain出典:https://piximus.net/others/lake-retba-senegals-pink-lake

f:id:nenyou:20160821205413j:plain出典:http://4hdwallpapers.com/lake-retba.html

魚は住んでいませんが、地元の住人は、湖底に堆積した塩を抽出して、出荷しています。そのため、湖の周りには、高く塩が山積しています。かつて、パリ・ダカールラリーの終着点として有名で、湖畔の周りを4WDで走るツアーが人気です。なお、セネガル世界遺産は7つありますが、ここレトバ湖は世界遺産ではありません。

Le Lac Rose (Sénégal)

場所

パリ・ダカールで有名なセネガルの首都「ダカール」からは、東に10Kmぐらい。

アフリカ大陸最西端、セネガル領内の岬であるヴェルデ岬からは、直線距離で東に32Kmほどの距離にレトバ湖はあります。

アクセス(行き方)

日本からダカールまでの直行便はありませんので、ドバイやイスタンブール、パリ、ドーハを経由して、約25時間でダカールへ向かうのが一般的です。ダカールからレトバ湖(ラック・ローズ)までの直通バスはありませんので、初めての方は現地のオプショナルツアーで行くのが良いでしょう。車ですと、東へ約45Km進むと到着します。

ツアー

ピンクの湖をみる良い季節は、4月~5月。6月から10月までは雨季となります。セネガルへのツアーは少ないですが、おおよそ30万程度からあります。

格安チケットでは、10万程度から。

参考サイト

TV

たまにテレビで放送されますが、ラック・ローズ特集はありません。様々な番組でも紹介はするものの、アーカイブとして残されているのはほとんどありません。

動画